表面はめくれあがっていましたが、内側にはまだ空気が入っている状態でしたので、なんとか走行はできる状態でしたが、バーストしてしまうのは時間の問題でした。万が一、走行中にバーストしてしまうと大事故につながりかねませんし、タイヤ以外の部品も破損して修理代も高額になる場合もあります。今回は、気付いてから来店されるまでの距離が短かった事が幸いして、大事に至らずにすみました。

タイヤがここまでになってしまうと、交換するほかありません。破損したタイヤは空気を抜いてから取り外し、新しいタイヤに交換しました。

おそらく、もともと劣化していたタイヤを長時間放置していたことで、紫外線や熱などの影響を受けてタイヤが硬化してもろくなっていた所に走行したため、タイヤに負荷が加わり、今回のタイヤ破損につながったのだと考えられます。

タイヤバーストは、普段から空気圧調整などでこまめにタイヤのチェックをすることである程度予防できます。ただ、バーストの兆候などは整備士などが専門家の目で細かく見ないとわからないことも多い為、なるべく専門店でのチェックされることをおススメいたします。
当店でも、タイヤの空気圧調整や点検は無料でできますし、給油のついでにお気軽にお申しつけください。
また、長時間車に乗らない場合は、カバーをかけるなどして、紫外線や熱などから守る対策をするのも一つの方法です。それでもタイヤの経年劣化を防ぐことはできませんので、走行中に異音がしたり、何か異変に気付いた場合は、すぐに車を路肩に停めて確認してください。場合によっては、無理に運転せずにレッカーなどで信頼できるお店へ運ぶことをおススメいたします。