【要注意!】ブレーキランプが消えないときの対処法などについて解説

2022年03月02日

【要注意!】ブレーキランプが消えないときの対処法などについて解説

そもそもブレーキランプとは?

ブレーキランプはブレーキを踏むことで点灯するランプで車両後方に取り付けられています。
車両後方には、ブレーキランプの他にテールランプ(尾灯)バックランプウインカーランプなどがあり、
テールランプはライト点灯時に連動して点灯。
バックランプはシフトをR(リバース)に入れると点灯。
ウインカーランプはウインカースイッチ動作時に点灯します。

テールランプとブレーキランプは同じ場所にあることが多く、ブレーキランプはテールランプより増光して点灯することにより、周囲にブレーキを踏んでいることを伝えます。

ブレーキランプが消えない原因は?

原因として考えられるのは

  • ブレーキスイッチの故障、損傷
  • ブレーキスイッチのストッパーゴムの損傷

です。

ブレーキスイッチはなかなか壊れるものではなく、ストッパーゴムの損傷や紛失が大体の原因のです。

ブレーキスイッチの不具合

そもそもどのような原理でブレーキランプが点灯しているのかが理解できれば
分かりやすいと思いますので簡単に解説します。

  • ブレーキペダルを踏んでいない状態ではブレーキランプスイッチはストッパーゴムに接触していてこの状態ではブレーキランプは点灯していません。
  • ブレーキを踏むとストッパーゴムからブレーキランプスイッチが離れブレーキランプが点灯します。

このようにブレーキランプスイッチが接触(押されている状態)している状態ではブレーキランプは点灯しないようになっています。

多くの場合はストッパーゴムが劣化して無くなっているか、スイッチに接触していない状態になっているので、ブレーキランプが点灯してしまいます。

(参考)ブレーキランプがつかない場合の原因は?

電球切れがほとんどですが、稀にブレーキランプの線の断線や、過負荷によるヒューズ切れなども原因として考えられます。
電球切れ程度であれば個人でも対処可能ですが、その他の原因の場合はガソリンスタンドや整備工場などのプロに相談するのが無難です。

そのままにするとどうなる?

ブレーキランプ

ブレーキランプが点灯したままの状態にすると以下のデメリットがあります。

  • バッテリーが上がる。
  • 事故を誘発してしまう。
  • ・法令違反になる。

バッテリーが上がる

ブレーキランプは常時電源のため(車のエンジンが止まってドアロックがかかっている状態でも電気が流れている)バッテリーを外さない限り点灯し続けます。
つまり、車を使用していない時でも電気が流れ続けています。

点灯し続けた場合、常に電力を消費している状態なのでバッテリーが上がってしまいます。
これを防ぐには応急的にバッテリーを外しておくことも可能ですが、バッテリーを長時間外した状態では車のコンピューター(ECU)がリセットされてしまうため、車の不調の原因となります。

事故につながる

通常ブレーキランプはブレーキを踏んでいる時に点灯しますが、常に点灯していたら後続車は実際にいつブレーキを踏んでいるのか分かりません。
その為、後続車に追突される危険性はかなり高くなってしまいます。

近年はドライブレコーダー装着車も増加している為、事故があった際にあなたの車のブレーキランプがずっと点灯していたことが映像に残っていた場合過失割合(事故時双方の過失の割合)に悪影響が出ることがあります。

法令違反になる

ブレーキランプはブレーキを踏んだ時に点灯します。
そのため常時点灯している状態では保安基準に適合せず、車検に通りません。
また常時点灯しているとブレーキランプの球切れも起こりやすくなり、ブレーキを踏んでも点灯しない状態になると、保安基準に適合しないばかりか整備不良尾灯等違反で違反点数と罰金が発生します。

対処法は?

ブレーキランプの光る車の渋滞

このようにデメリットしかないブレーキランプのつきっぱなしですが実際におこってしまった場合どう対応すればよいのでしょうか。

応急処置

ブレーキランプのつきっぱなしが分かった時点で整備工場やガソリンスタンドに持っていくのが一番ですが、時間と状況によっては難しい場合もあります。
そんな時はまずどこが故障しているかを確認します。

大体の場合はブレーキランプスイッチのストッパーゴムの不良が多いためストッパーゴムの代わりになるものをつけることで応急的に修理することが可能です。

段ボールなどで応急整備することは可能ですが、一番オススメなのは硬貨を使った修理です。
硬貨であれば誰でも持っているものですし加工の必要もありません。

  • ストッパーゴムがあった場所にブレーキを踏んでいなくてもスイッチに触れる程度積み重ね、ブレーキランプが消灯することを確認する。
  • その状態でブレーキを踏み、ブレーキランプが点灯することを確認する。
  • 硬貨をセロハンテープ、ガムテープなどで固定する。

これだけなので誰でも簡単に応急修理することができます。

修理工場へ

直接整備工場やガソリンスタンドに依頼するのが最善です。
応急修理をした場合でも、早めに依頼しましょう。

直接依頼した場合でも部品がくるまでの応急整備や代車対応をしてくれるはずです。
ストッパーゴムも500円以下ですし、交換工賃含めても2000円以下である場合がほとんどです。(応急修理代を含む)
弊社でも整備実績がありますのでこちらも参考にして下さい。

ホンダライフ:ブレーキランプの故障修理

まとめ

ブレーキランプが消えない場合の対処法について解説しました。

ブレーキランプが消えない一番の原因は、ブレーキランプストッパーゴムの破損が原因であり、応急修理も可能であるが最終的には整備工場やガソリンスタンドに依頼しましょう。
ゴムは使用の有無に関わらず経年劣化しますので、年式の古い車は注意しましょう。

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